12月後半、忘年会だの誘いが何個かあった。
しかし、おっとっとはそれどころではなかった。
嫁は、行っていたが．．．
行ける心理がよくわからない。なぜ？？？
おっとっとは、あきらめずに嫁を諭し続けた。父親には
もう探偵、弁護士に依頼しているので、そんな説得してもしょうがない。
イライラするだけだ。怒りに任せて責めて、裁判なんかで不利な証言されるぞ。
などと言われていた。
しかし、おっとっとの言葉で嫁を諭し、離婚を取り下げるか、すべてを自白
して欲しかった。使い込みがバレてからは、幾分おとなしくはなった嫁だが、
相変わらず、マラソンに行き続けた。金を使い続けた。
それを、止めたかったが探偵に調査をしてもらうために、予定だけ聞いて
泳がしていた。ホントは、いい加減にしろ！って怒鳴りたかったが、
我慢し続けた。帰宅後の調査も、やり続けた。すごいストレスだった。
もう、おっとっとはお金の使い込みを理由に離婚してもいいかもしれない、
と思って父親に言ったが、暴走している嫁を止めなければ、話し合いにならない。
お前が納得できないぞ、頑張ってみろ！と父親に励まし続けられ、何とか我慢出来ていた。
そうだ、嫁を止めれるのはおっとっとしかいない。それに、不倫相手も
既婚者に手を出してくるヤツなんか、本気な訳がない。そいつのところに
嫁が行っても、すぐ破たんして嫁は捨てられるだろう。途方にくれるのは
嫁だろうな。
そう思い嫁の目を覚ますため、我慢と調査を続けた。
本当に辛く苦しい日々であった。
