両家での話合い、第２回。

１日喋って、おっとっとは、すべて言い切った。そして、嫁の裸体写真の件も。

嫁の両親は、がっくり肩を落としていた。とくに、お父さんがダメージを受けているようだ。
そりゃそうだろう。今まで、全く問題を起こさない、勉強もそれなりにでき、いい娘だと

言って来たのに、嫁が実家を出て２０年経って、聞いた不倫、使い込みの事実。

そして何より、1人娘がこんな酷い裸の写真まで自分で撮って、不倫相手に送っていたこと。
ショックなんて言葉では言い表せないだろう。それに、このインターネットが普及した今、
写真がＵＰされたら、どれだけ拡散するか。どれだけ危険なことか、おっとっとでも想像できる。

嫁のお父さんのダメージは、父親をやったことないおっとっとでも、大いに理解できるダメージだ。

辛すぎる。

3連休だったので、翌日はおっとっと側が配慮して、１日空けて休息日として、その翌日、

再度、話し合いとなった。そして、具体的に財産などについて話をした。

そこで、使い込みについては、嫁の父親が一括で返済してくれることに。
しかし、この父親、早期退職をしてすでに隠居生活。そして、退職時に家を新築していた。

３０年以上働き、その退職金で家を建て、のんびり老後を送ろうとしていたはず。

老後用の貯蓄もあったはず。それを嫁の使い込み返済に充ててることになったのだ。
悲惨すぎる。とんでもないことだ。
そして、おっとっと家の住宅ローンは残っているが、おっとっとが、すべて引き受けることに。
さらに、慰謝料を弁護士を通じてキッチり請求すると、言った。これは、嫁に対して３人分だ。

とんでもない金額だ。しかし、嫁側はすべて了承。というか、了承するしか

ないのだろう。一切、反論等はなかった。まあ、向こうの両親は立場がないだろう。

そして、嫁は長年働いて来た会社を退職。実家に帰り、両親の監視下実家で、生活を

5年はして修行し直しすることを約束させた。これ以上、金は払えないだろうと思い、慰謝料は

分割に応じた。まあ、おっとっとにとってはどうでもよかった。

大好きで結婚した嫁から、金をとることがなんだか違和感だし、気分のいいものではなかったから。

金で清算することに、納得できなかったからだ。綺麗ごとなんかではない。

慰謝料をとることが、こちらがそこまでやるのか！という罪悪感みたいな気持ちがあった。

でも、これは、後々理解できるが、貰っておいた方が自分も相手も納得することになる。

で、嫁が会社を退社するまで時間が必要とのことで、しばらくおっとっと自宅で親とともに生活し

身辺整理をすることになった。親がいるのは、嫁を監視する目的もある。また、間男と接触したり、

会ったりする可能性があったから。そして、嫁の車も自由に使うことを許可した。

ある程度話がまとまり、おっとっとは実家に帰った。そして、そこで初めて、苦しい生活が終わり、

嫁とお別れをすることになったんだなぁと、実感できた。そして、涙が出た。

その日の自分の両親と3人で夕食を食べ始めるとき、父が”おつかれ、まあ、一杯呑め！”と言ってくれた。

そして、お前が悪いことをしたのではない、それが救いだ！と言われ、

おっとっとは、両親に土下座した。

”すいませんでした～涙”

涙が止まらなかった。この時、すごくよく分かった。両親も相当苦しい思いをしてきたと、感じた。

色々、おれたち夫婦に期待、安心、応援などしてくれてきたのに、息子夫婦が破綻した事実。

おっとっとは、本気で土下座するしかなかった。とんでもない悲しい思いを両親にさせたと

思った。

ホントに辛い、２日間であった。