どうもです。
いよいよ第2話です。
第1話で話した、おっとっとの機械が完成し、しばらく経った頃の話です。
おっとっとの機械、とあるメーカーの部品を多用しているのですが、
設計の段階から、メーカー営業と何度も打合せをして、値段交渉し、
たくさん使うからと、お安く納入してもらうことを約束し、
製作しています。
で、試作機も作ったのですが、その段階でメーカーさんに、
コチラの本気度を見せるため、試作機も見せて、
じっくり、交渉していました。
その後、部品メーカーからお話ししたいと連絡があり、
その部品メーカーには、ユニットを開発、製作、組立できる部門があり、
ぜひ、部品の購入だけではなく、部品製作から組立、検査までを
一貫でやらせてほしい、見積させてください!
技術者を連れて、打合せさせてください!!
と、言われました。
この部品メーカーさん、東証に上場している、大手部品メーカーです。
おぉ、面白いと思い、話をまず聞くことにしました。
で、見積をお願いするにあたり、こちらの図面を提供しなければいけません。
おっとっとの機械は、前述した通り開発案件ですので、世間にはまだ
同じものがありません。まだ、秘密の機械なわけです。
ですからおっとっとは、見積するにはわが社とNDA(秘密保持契約)を
結んでくれ!とお願いしました。
その後、無事NDAの書面も完成。
その書面について、おっとっとはちょっと疎いところがあるので、
NDAに詳しい営業部長に相談し添削、OKをもらい、書面ができました。
契約には、会社の社印等必要ですし、図面は会社の知的財産になるでしょうから、
おっとっと、個人の勝手な判断はできません。
そこで、上司(技術部長ですが..)に、それまでのいきさつを説明し、
もし会社として見積をするなら、判断お願いします。
資料は用意しました、と、渡しました。
すると、何だか不服そうに、受取りました。
なんで、おっとっと、
”最後まで私がやってほうがいいですか?”
と聞くと、
”いいわ、見とくから(; ・`д・´)!”
と、若干、キレられました。
いやぁな感じです。
第2-2話につづく...