離婚理由を聞いたのが、とある日曜日。
そして何日が、穏やかに生活してその週の木曜夜、
通帳があまりにも出てこないので、夕食を食べながら、
隣のソファーでテレビを見ている嫁に、この日は催促してみた。
すると、嫁が寝室にスッと行き持ってきました。
なんだ、こっちから言わないと出さないのかと思って待ってました。
スッと出してきます。1年分。
それと一緒に、何故だか封筒に入ったピン札で現金15万円。
まあ、この一か月ほどで13万円ほど、使い込んでいるのは解っているので、
敢えて余裕を見せ、印刷物をチラっと見て、やはり口座に金がほとんどありません。
この日は月末の26日。嫁の給料日は7日です。すでに20日ほどで、それなりに使っちゃってますね。
軽く嫁に
おっとっと: なにこれ?お金ないじゃん...どーいうことだ!説明しろ!
予想済みではあるが、一応、驚いて見せる。すぐダイニングに来て向かえに座らせる。
どういうことかと聞いてみる。
嫁 :ごめんなさい...。自分を抑えられなくて...
管理できていませんでした。
おっとっと : 使うばっかりだったら、管理って言わないんだよ!
それに口座印刷した日付が3日前の月曜だけど、
なんですぐ出さなかったんだよ?
嫁 : 毎日帰りが遅くて、疲れているみたいだったから、
出すの悪くて...
おっとっと :何度か催促したよね?
それにこんな酷い事実、隠したかったんだろ!
疲れているみたいって心配してないだろ!!
ウソ付くな!
それに、オレに対してそんな心配できたら
こんな使い込みしないわ!!
お前が言い出した離婚話だし!!
おっとっと : これは、じっくり調べさせてもらう。
こんな使い込んだのいつから?
嫁 : 一年位前から...
おっとっと : 気持ちが冷めて行った時期と同じか?ホントか?
もっと以前からじゃないのか?
嫁 : 違うと思う・・・・
おっとっと : 思うってなんだよ。他人事みたいに言うなよ。もう、いい。
銀行にもう一回行って、過去8年分持ってきて。8年前から
我が家の家計は、あなたが管理してきたわけだから。
嫁 : 解りました。
おっとっと :それと、この15万円はなんだ?
嫁 :生活費が余った時、少しずつ溜めていたものです。
おっとっと : 15万あるけど、その後どうするの?
嫁 :15~20万円位溜まったら、共有口座に入れていました。
おっとっと : どのくらいの期間で溜まっていたの?15~20は。
嫁 : 2~3年です。
おっとっと :じゃ、家計は嫁管理になって8年経っているわけだから、
3~4回貯金できたよな?
その内、一回はココにある。
ということは、2~3回この共有口座に印字されてるよな?
どれ?
しばらく、パラパラ通帳を見る嫁......
嫁 :どれか覚えていません....
おっとっと : いやいや、15~20だったら探せばわかるでしょ。え?
おっとっと :ウソ言うんじゃねーよ。無いよな。違う目的の物だろ?
どこかの口座に移そうとしてたんじゃないのか?
嫁 : ......
おっとっと : まあいいや、後々キッチリ調べるからな。逃げられないぞ。
今日はこのくらいにしよう。
やはり、使い込んでいた!!
これで、我が家の全貯蓄は、共有の通帳にある40万円ほどしかないことが確定。
とんでもないことだ。住宅ローンを抱えて、車2台所有しているのに。
この1年ほどで使いこんだわけがない。どう考えても、計算が合わない。
かなり以前からやっているに違いない。
しかし、これで一気に攻めれる。
トコトン調べることに決めた。
それに、新たなカギを手に入れた。謎の現金15万円だ。
後々書くが、この現金15万円、本当におぜー金だった。
今まで、ソファーにドカンと寝っころがって、腕枕でテレビを見ていたのに、
遠慮するように、チョこんと座って不安な顔をしている嫁。
夫婦攻防の、流れが変わった瞬間であった。